発生10年、震災に学ぶこと-図書館と消防が特集展示 記録写真と関連本紹介
2021年03月11日 のニュース
京都府福知山市駅前町の市立図書館中央館で特集展示「震災に学ぶ-東日本大震災から10年」が開かれている。市消防本部と共催し、消防職員が緊急消防援助隊として現地で活動した記録写真、児童や一般向けの関連図書を並べている。4月4日まで。
東日本大震災は2011年3月11日に発生し、今年で10年が経つ。震災の記憶と教訓を風化させないためにと企画した。消防本部でも毎年この時期に記録写真展をしていたが、多くの人に見てもらおうと、図書館で合同展示することにした。
記録写真は2階のティーンズコーナー横に展示。地震で発生した津波の被害が甚大だった宮城県南三陸町の当時の様子、がれきをかき分けて行方不明者を捜索する様子などを写した21枚が並ぶ。そばには震災の記録本、親子で出来る防災方法を紹介した本、市消防本部による防災関連のパンフレットもある。
また、1階のエレベーター横には震災に関連した児童向けの絵本などを置いた。
消防との共催を企画した読書サービス係の大槻八千代係長は「福知山の水害とつながる部分もあると思います。こういうことがあったという記憶をとどめ、その教訓や防災の取り組みをたくさんの人に知ってもらいたい」と話している。
写真=消防の記録写真と関連図書などを並べている