季節の生け花に挑戦-色とバランス考えて 京都共栄中3年生
2021年03月05日 のニュース

社会科で伝統文化を学んでいる京都府福知山市東羽合、京都共栄学園中学校(平野恵校長)の3年生34人がこのほど、「いけばな」の池坊福知山支部(余田順代支部長)から、華道について教わった。実技の体験もあり、生徒たちがガーベラやフリージア、麦を使った季節感ある作品を仕上げた。
講師は余田支部長と支部員の塩見千津代さんが務め、生徒たちは池坊の歴史などを事前に調べてから参加した。
余田支部長は仏前に供える花を源流とする「立花」、軽やかで洗練された「生花」、戦後の自由思想から生まれた「自由花」という3つのスタイルがあることなどを教えた。
講師2人による実演のあと、季節の花を使った自由花の実技があり、生徒たちが季節の花を思いおもいに生けた。初めて挑戦したという芝原一冴君は「全体のバランスを考えるのが難しいですが、色づかいや形を考えるのは楽しいです。昔の人が感じていた自然観が、少し分かった気がします」と話していた。作品はそれぞれ持ち帰った。
写真=花を生ける生徒と余田支部長(左)