里山でサイクリングを 川合地域が電動自転車を貸し出し-森の京都DMOの協力で
2021年03月09日 のニュース

サイクルツーリズムの可能性を探ろうと、京都府福知山市三和町の川合地域環境保全活動協議会(土佐祐司代表)は、電動アシスト付きスポーツ自転車「e-bike(イーバイク)」の貸し出しを、一般利用者向けに3月から始めた。
川合地域は自然豊かな風景が広がる、市東部の里山。数年前からサイクリングイベントのコースになっていることから、協議会は地域活性化のひとつになればと、サイクリングを通じた観光振興に目を付けた。
「サイクリング周遊コンテンツ開発実証事業」に取り組む森の京都DMO(一般社団法人森の京都地域振興社)からスポーツ自転車4台を借り、1年間実験的に貸し出す。
1回の充電で100キロ走行でき、変速機能もあって軽くこげる。上川合の川合ふれあいセンターに設置し、料金は4時間1500円、一日2千円。
今後は、福知山公立大学とも連携しながら、地域資源を探索するコースの開発や専用の地図作りなどにも取り掛かる。
自転車利用には、事前予約がいる。申し込みは土佐代表、携帯電話090・2195・5079へ。
土佐さんは「地域に点在する農家民宿5軒の利用促進にもつなげたい。里山ののどかな雰囲気を楽しんでもらえるようなおすすめのコースを考えて、関係人口を増やしたい」と話している。
写真=森の京都DMOの担当者(左)から「e-bike」を受け取る土佐さん