植村美奈子投手が阪神タイガースウィメン入団 成美出身2選手も
2021年02月06日 のニュース
今季から始動した阪神タイガース女子硬式野球クラブチーム、阪神タイガースWomen(ウィメン)に、京都府福知山市出身の植村美奈子投手(28)が入団した。昨年まで女子プロ野球に所属して活躍してきた。タイガースウィメンにはほかに福知山成美高校出身選手も2人入団。それぞれ新天地での活躍を誓い、「ぜひ応援を」と呼びかけている。

植村美奈子投手(いずれも阪神タイガースWomen提供)

田中亜里沙選手

山本涼香選手
タイガースウィメンは、野球で女子選手が活躍する場を提供し、目標となるチームになることで、女性が野球を続けやすい環境を作ろう-と発足。監督は阪神タイガースOBの野原祐也さんが就任し、昨年12月に選手17人が入団した。阪神球団の支援は受けるが、プロチームではない。
本格的な活動は2月からスタートし、4月以降に全日本女子野球連盟、関西女子硬式野球連盟が主催する大会に出場する。5月には関西連盟のラッキートーナメントに出る予定。これに向けた練習を続けている。
チームには、池部出身の植村投手、成美高女子硬式野球部出身の田中亜里沙選手(23)は山本涼香選手(21)が入団。植村投手昨年まで女子プロ野球の愛知ディオーネに、田中選手は京都フローラでプレー。山本選手は成美高女子野球部OGでつくるクラブチームに所属し、結果を残してきた。
左腕の植村投手は、右打者の内角に投げる直球が武器。外野手の田中選手は、右投げ右打ちで長打力と強肩を生かした守備がセールスポイントという。内野手の山本選手は、右投げ両打ちで高い守備力を特長としている。
植村投手は「幼少期から大の阪神ファンで、新しい世界で女子野球を盛り上げたいと思い、入団しました。全国の女子野球選手たちに憧れられるチームにしていけるよう、頑張りたい」と話す。
田中選手は「関西のクラブチームは、関東に比べて今一つなので、関西の女子野球を盛り上げたいと、入団を決めました。まだ発展途上の女子野球ですが、活気づけられるようにしたい」という。
山本選手は「プロから指導が受けられ、学ぶことができると思い、入団しました。プレーで人を魅了できる選手になり、女子野球ナンバー1のチームをめざしたい」と意気込んでいる。