ヤフオクに消防はしご車出品 福知山市の財源確保に
2021年01月19日 のニュース

京都府福知山市は、30メートル級はしご付ポンプ車を近く新型車両に更新するのに伴い、公売サイト「ヤフー官公庁オークション」に出品した。2002年に1億5670万円で購入したが、予定価格は45万円に設定。市消防本部では「利益を財源確保のために一般会計に繰り入れます。高値で落札されればうれしい」と期待している。申し込みは2月3日午後2時まで。
出品したポンプ車は全長約10・6メートル、幅2・5メートル、高さ約3・8メートルで、乗車定員は6人。10階建ての建物まで対応できるはしごを付けている。ディーゼルエンジンで総排気量は2万781㏄。2月末まで使用して、その後に引き渡す。15日現在の走行距離は1万2606キロとなっている。
使用期限の17年を迎えたため出品した。売却時には緊急車両に備える赤色灯やサイレン、無線、車体のステッカーなどは取り外す。国内の場合、ナンバープレートを取得すれば、大型免許で公道を走行できる。
同時に、92年~98年に購入した消防団の小型ポンプ積載車5台を、それぞれ予定価格3万円で出品した。
市には現在、常備消防、消防団合わせて107台(救急車除く)の消防車両があり、老朽化に伴って定期的に更新している。
ヤフオクには昨年1月と9月に消防団の小型ポンプ積載車計7台を出品し、8万円から38万円で売却した。海外に転売する中古車販売業者などが購入したという。
走行距離や外観の状態などで予定価格は大きく変わる。市消防本部は「従来は新車両の納入業者に旧車両を引き取ってもらっていたが、厳しい財政難で、財源捻出のため昨年度からオークションの利用を始めました。今回のような大型車両の出品は初めてで、いくらで落札されるか想像がつかない。傷も少ないので、多くの方に参加してほしい」と話す。
希望者はオークションサイトに2月3日までに申し込み、同月18日から25日に入札する。問い合わせは市消防本部消防課=電話0773(24)0119=へ。
写真=出品した30メートル級はしご付ポンプ車。売却時に赤色灯などは取り外す