阪神・島本投手、2021はリハビリに専念 母校・成美高で再起誓う
2020年12月21日 のニュース

プロ野球阪神タイガースの左腕・島本浩也投手(27)が20日、京都府福知山市水内の母校・福知山成美高校を訪れた。今季は故障の影響もあって1軍の登板機会はなかったが、野球部の井本自宣監督(47)らに、来年はリハビリに専念し、再来年の飛躍を宣言した。
2010年に育成ドラフト2位で阪神に入団した島本投手は、昨年、中継ぎとして63試合に登板し、4勝0敗1セーブ、防御率1・67の好成績を残した。昨オフに左ひじを手術し、今季は不安を抱えながらのシーズンに。「内側側副靭帯再建術および関節鏡視下滑膜切除術」を決意し、11月5日に無事に手術を終えた。球団は12月8日には育成選手契約を結んだことを発表した。背番号は「69」から「120」になる。
島本投手は「来年は1年間投げられず、リハビリの年になりますが、再来年は投げられるようにしたい。けがを治すだけでなく、今まで以上の球を投げられるようにトレーニングに励みたい」と、再起を期すことを誓った。
井本監督は「同じような手術(トミー・ジョン手術)を受けた選手のなかには、手術前よりパワーアップしている選手もいます。この1年、しっかりとリハビリし、次のシーズンは前よりパワーアップした姿が見られることを楽しみにしています。そういった姿を見てけがをしている人たちが勇気づけられたら」と話していた。
写真=にこやかに歓談する島本投手(左)と井本監督