ゆず湯でぽっかぽか 冬至の風習で福知山温泉
2020年12月19日 のニュース

二十四節気のひとつ「冬至」の風習にならい、京都府福知山市長田段の福知山温泉養老の湯(家田龍一社長)で19日、ゆず湯のサービスが始まった。冬至の21日まで続ける。入浴客は香りを楽しみながら、体をぽっかぽかに温めている。
冬至にゆず湯に入ると、風邪を引かないとされており、福知山温泉ではオープン当初の18年前から続けている。柑橘類で最大といわれる熊本県八代産のザボン(晩白柚)やユズを、男女それぞれの露天風呂などに浮かべる。
浴場には湯気とともにユズの爽やかな香りが漂い、常連客らは肩まで湯船に浸かり、リフレッシュした。
家田社長(56)は「ゆず湯を楽しみにしてくださる人が多い。今年は新型コロナに翻弄された1年でしたが、来年が良い年になるように願いながら、ゆっくりとお風呂につかってほしい」と話す。
入浴時間は午前10時から午後10時(受け付けは午後9時30分)まで。府のガイドラインに即して、施設の消毒など新型コロナウイルス対策を講じている。
またグループのホテルロイヤルヒル福知山&スパ(土師)でも19日から21日まで、ゆず風呂をしている。
写真=湯船に浮かぶユズとザボン