源頼光戦勝祈願の大河森神社 コロナ禍でも「伝承は大事」と規模縮小して太鼓奉納
2020年10月30日 のニュース

京都府福知山市野花の大河森神社で24、25両日に秋祭りがあった。新型コロナウイルスの影響で、3年に一度行う練り込み太鼓を中止としたが、「伝統行事の伝承が大事」と規模を縮小して奉納太鼓を披露。境内周辺に祭りばやしが響いた。
大河森神社は、源頼光の一行が戦勝祈願をして大江山の鬼退治に向かったと伝わっている。村人たちがその功績をたたえ、祝い太鼓を打ったものが、現在も練り込み太鼓として伝承されている。
100人以上の行列となって太鼓を打ちながら地域を回るもので、今年は披露の年だったが、春に自治会(井関靖夫自治会長)の役員会で中止を決定。境内での奉納太鼓については直前まで話し合い、子どもの参加を見送るなどして行うことにした。
奉納太鼓は宵宮の24日夜、地元の青年でつくる「新生会」のメンバーら15人が披露。太鼓、笛などと一緒に、力強い野花太鼓を響かせた。
写真=奉納太鼓が披露された野花の秋祭り