コロナで中止の福知山マラソン、代替にスマホで42.195km
2020年10月25日 のニュース
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年の開催が見送られた福知山マラソン。これに代わる企画として、京都府福知山市や市スポーツ協会などで組織する実行委員会は、スマホアプリを活用し、走行距離が自動で計測できる「福知山マラソンオンライン」に取り組むことにした。
福知山マラソンは、毎年11月23日に開催。猪崎の三段池公園を発着点に、市街地や大江町の由良川沿いを走るコースで行われ、約1万人のランナーが参加する北近畿最大の大会となっている。
今年は感染拡大防止のためにやむなく中止にしたが、コロナ禍でもランナーが楽しめる企画をと、11月23日~12月6日の期間中に、走行距離の総合計42・195キロの走破をめざし、福知山市内を走る企画「福知山マラソンオンライン」を打ち出した。
走行距離は、スマホのGPSトレーニングアプリ「タッタ」を活用して計測。走るコースは市内のどこでも良いが、実際の福知山マラソンと同様、三段池公園をフィニッシュ地点とする。一日で42・195キロを走ってもよい。
■期間中、三段池にゴールのゲート設置■
期間中は、三段池公園内にミニフィニッシュゲートを設置する。また最終日となる12月6日午前10時~午後4時の間にゴールすれば、フィニッシュメダルを贈る。
市内を走る「リアルフィニッシュの部」とは別に、全国どこでも参加できる「バーチャルフィニッシュの部」もある。メダルの受け取りはできないが、福知山を訪れなくても、福知山マラソンに参加した気分が味わえる。
いずれの部も、参加者全員に福知山にまつわるグッズを参加賞として贈るといい、指定の住所に郵送する。参加料はリアルが2千円、バーチャルが1500円。18歳以上が対象で、高校生の登録はできない。
インターネットサイト・ランネットにアクセスし、大会エントリーページから申し込む。定員は両部とも先着500人で、11月19日まで受け付ける。
問い合わせは市文化・スポーツ振興課内の実行委事務局、電話0773(24)3031へ。
写真上=スマホで簡単に申し込みができる
写真下=昨年の福知山マラソン