秋の大江山の自然を観察 ヤマシロなど自生植物見て歩く
2020年10月13日 のニュース

丹後天橋立大江山国定公園内の京都府福知山市大江町で10日、秋の大江山自然観察会(大江地域公民館主催)が開かれた。市民16人が大江山に登り、自生しているヒュウガミズキ、ヤマシロ、キブシなど、秋の草花をじっくりと観察しながら歩いた。
毎年、春と秋に計画しており、今回は佛性寺の喫茶店付近から鍋塚駐車場までの舗装路、約2キロを往復した。舞鶴市在住の自然公園指導員、阿波伊佐実さん(71)と山口正裕さん(64)が案内した。
阿波さんが主に先導し「ヤマシロギクはよく似た名前のシラヤマギクと間違えやすいですが、花びらを見れば区別がつきます」「キブシの実は染料になり、庶民のお歯黒に使われていたこともありました」などと、いろいろな植物について解説した。
少し色付いた葉や落ち葉、木の実などもたくさんあり、秋の深まりを感じさせる自然の雰囲気が参加者たちの心を癒やしていた。
写真=解説を聞きながら自然の中を歩いた