駅駐輪場の自転車、2割が鍵かけず 成美高校生と警察で調査

2020年10月13日 のニュース

 京都府警福知山署(熊谷真人署長)と福知山成美高校(兒島裕之校長)は12日、福知山市駅前町の市営駐輪場で、自転車盗難防止の啓発活動に取り組んだ。施錠率を調べ、無施錠だった84台には、前かごに啓発物を入れて注意を促した。

 全国地域安全運動(11日~20日)に合わせて、自転車盗難の原因となる無施錠を無くそうと、署員4人と成美高剣道部の10人が参加。計400台を1台ずつ見て回り、鍵の数や施錠されているかなどを調べた結果、約2割が無施錠だった。

 無施錠の自転車には、「カギかけしましょう」と記したポケットティッシュを前かごに入れて、「自転車の盗難が多発しています」などと書かれた注意書きの紙をハンドル辺りに貼った。

 剣道部女子の2年生、山本幸来主将=南陵中学校出身=は「友だちが自転車をとられたことがあります。油断して鍵をしないと盗まれるので、この活動を通じて被害が少なくなれば」と話した。

 20日にも同様の取り組みを実施し、再度施錠率を調べる。

 同署は、全国地域安全運動期間中、防犯パトロールを強化する。巡回するパトカーの広報マイクから、成美高の生徒が録音した自転車盗難、車上ねらい、特殊詐欺防止などの呼びかけを流すことにしている。
 
 
写真=無施錠の自転車に啓発物を入れる高校生ら

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