バケツ栽培の稲を学校で天日乾燥 家庭用物干し竿で「はざ掛け」
2020年10月09日 のニュース

京都府福知山市三和町千束の小中一貫校、三和学園(川端那美代校長)で、収穫した稲を天日乾燥させる「はざ掛け」の光景が見られる。昔ながらの米作りを学ぼうと、小学5年生12人が7日に約50束の稲を手刈りし、家庭用の物干し竿に掛けた。
5年生は三和創造学習で、地元の農業をテーマに学んでいる。新型コロナウイルスの影響で、春に田植え体験はできなかったが、その代わりに自宅や学校でバケツ稲を育ててきた。
7日は、地元の農事組合法人かわい(土佐祐司代表理事)が管理する大原の田んぼで、もち米の収穫を体験。鎌の使い方や、束にするくくり方などをベテラン農家に教わった。
このあと学校に戻り、バケツ稲を刈った分も合わせて、天日干し。2週間ほど自然乾燥させたあとは、千歯扱きなど、昔の道具で脱穀する。
樋口稜太君は「鎌で刈るのは大変だったけど楽しかった。おいしいもちが食べられるように、このあとも作業を続けたい」と話していた。
写真=はざ掛けして乾燥させている稲