市道132キロで白線引き直し 9300万かけ交通安全対策
2020年10月08日 のニュース

京都府福知山市は、市道の多くで白線の引き直しを進めている。交通安全対策整備事業として今年度から4年計画で、175路線約132キロで実施。担当する道路河川課は、「これだけの箇所を一斉に行うのは初めて」という。
白線が消えかかっている道路が多くみられることが、庁内や市議会などで取り上げられ、昨年度に計画を策定。中央線や路側帯を示す白線などの「区間線」を、総事業費9300万円で引き直している。工事は市外の専門業者が請け負っている。
福知山駅から南方面に走る「駅南区画大通り線」や「福知山停車場鋳物師線」など、交通量が多い路線から取り掛かり、今年度分は8月中旬から10月6日までに作業を行い、41路線約36キロを終えた。
市は「前倒しして進めているので3年で終わらせたい」と話している。
このほか、市道の中央分離帯にある根上がりした街路樹を除去したりする。
横断歩道や停止線などの道路標識が消えかかっている場合は、府公安委員会に情報提供するという。
写真=白線が引き直された駅南区画大通り線