西武の森脇投手、いぶし銀の活躍で貢献 26試合で防御率1・37
2020年09月18日 のニュース

京都府福知山市土出身で、埼玉西武ライオンズに所属する森脇亮介投手(28)が、プロ2年目ながらいぶし銀の働きを見せ、チームに貢献している。17日までに中継ぎとして26試合に登板し、2勝0敗4ホールドで、防御率は1・37。安定感のある投球を続けている。
森脇投手は175センチ、70キロの右腕。140キロ台後半の直球と落差のあるフォークが武器。脱力系の独特なフォームも特徴だ。
今年は、開幕2戦目の6月20日、日本ハム戦で初登板。当初は勝ちパターンでの起用というより、勝っていても負けていても、大きく点差が開いた試合での登板が多かった。
それでも、与えられた投球回をきっちりと抑えてきた。これが首脳陣の信頼を得ることにつながり、最近はわずかな点差でリードしている場面での登板も増えてきている。
森脇投手は「勝ちパターンでの登板とか、そのあたりは意識していません。勝っていようが負けていようが、どんなに点が離れていても、同じ気持ちでマウンドに上がれるよう、常に準備しています。最近の調子自体は、まあまあですね」と話す。
西武は現在、首位のソフトバンクと9・5ゲーム差の4位で、残りは45試合となっている。森脇投手は、50試合登板と防御率2点台を目標に掲げていて、チームの勝利と自身の目標達成のため、最後まで全力で腕を振り続ける。
森脇投手は遷喬ジャガーズで野球を始め、日新中学校、京都市立塔南高校に進み、日本大学を経て社会人野球・セガサミー(東京都)に所属。2018年のドラフト会議で、西武から6位指名を受けた。
プロ1年目の昨年は、中継ぎとして29試合に登板。2勝1敗2ホールド、防御率4・94で終えている。
写真=中継ぎとしてチームに貢献する森脇投手(球団提供)