お城の眺望邪魔する電柱を撤去 京都府が福知山で
2020年09月14日 のニュース

京都府は、福知山市役所前を通る府道で電線類の地中化工事を進めている。福知山駅から明智光秀が築いた福知山城に向かう道。電柱を無くすことで、景観をよくして地域活性化につなぐ。
府は倒壊による被害防止▽歩行者の通行スペース確保によるバリアフリー化▽観光地の整備-などを進める無電柱化推進計画を昨年策定。現在の工事はその一環で進めている。
工事は、福知山駅-内記一丁目交差点(市丹波生活衣館前)の総延長約920メートルのうち、無電柱化が済んでいない市役所東側交差点(新町商店街入り口)-生活衣館前の区間120メートルが対象となっている。
現在は地中に電線を通すための配管を埋設する準備が進められている。完了時期は来年2月を予定しているが、状況によっては遅れる可能性もある。
また来年度は、その先、生活衣館前-国交省福知山河川国道事務所前丁字路の280メートル区間でも同様の工事を進める。
両区間の総事業費は約2億4千万円。
写真=福知山城の景観を損ねている電柱が地中化により撤去される