大粒で甘み十分 人気の三和ぶどう、収穫始まる
2020年08月27日 のニュース
大粒で甘みが濃いと人気を集める京都府福知山市の秋の味覚「三和ぶどう」が収穫期を迎えた。三和町大身地区の生産組合(細見義明組合長)では27日、たわわに実ったブドウをハサミで切り取り、箱に詰める作業を始めた。
品種はマスカットベリーAで、「三和ぶどう」として約40年前に本格的に出荷を始めてから、大身と友渕の2地区で栽培が続いている。大身生産組合は、現在10戸が計70アールで栽培する。
細見組合長によると、今年は長く続いた梅雨などが影響し、収穫量は平年よりもやや少ないが、1300箱以上の出荷を見込む。「甘みは十分」で、味は申し分ない出来だという。
細見組合長らが手入れする畑では、5人が午前8時から収穫作業を始め、実を傷つけないように丁寧に切り、かごいっぱいに集めた。
友渕地区では、長年続いた生産組合が3月に解散したが、地元有志たちが28日から出荷準備を進める。
両地区のブドウは、31日午前9時から三和町千束のJAにのくに三和支店前で販売する。
石材業の横田石材が運営する大身の丹波ほっこり農園(西村悦雄農場長)では、24日から収穫。25日から大身の国道9号沿いにある直売所と前田新町の本社で販売している。
写真=大きく実った三和ぶどうを収穫した(27日午前8時20分ごろ)