情報学部持つ大学が地元にある強み-公立大が中学生にプログラミング講座
2020年08月05日 のニュース
情報学部を今春開設したばかりの福知山公立大学(井口和起学長)が、中学生向けのプログラミング教室を京都府福知山市西小谷ヶ丘のキャンパスで3日から5日にかけて開いた。全3回の講座で、参加した5人がコンピューターを使って、小型扇風機などを動かした。
新しい学部の強みを生かして、夏休み中の子どもたちに情報技術の楽しさやおもしろさを感じてもらおうと、市内在住、在学者を対象に講座を企画。講師は情報学部の衣川昌宏准教授が務めた。
初日は、コンピューターを組み立てるところからスタート。
本体に回路基板をねじで留めて、ディスプレーやキーボード、マウスのほか、物を動かす時の条件となる温度、スイッチなどのセンサーをつなぎ合わせた。
このあと、中学生たちは「スイッチを押すと扇風機が回る」「センサーに手を近づけると、指定した言語がスピーカーから流れる」といった仕組みになるようなプログラムを試行錯誤して作った。
成和中学校1年生の黒瀧晴君は「やってみたいと思って参加しました。パソコンを経由して、扇風機が動くのがおもしろい。楽しい教室です」と話していた。
4、5両日は、プログラミングを活用した作品を作り、最後は発表する。
写真=扇風機が動くようにプログラムを教わる中学生