夏季府高校野球 共栄がブロック優勝、福知山と成美は敗れる
2020年08月03日 のニュース
夏季京都府高校野球ブロック大会で、福知山勢として勝ち進んでいた3校が1、2両日、各ブロックの決勝に挑んだ。Hブロックの京都共栄が、京都外大西をタイブレークの末にサヨナラで破って優勝。選手たちは勝負が決まった瞬間、「よっしゃー」と拳を突き上げ、ベンチを飛び出し、喜びを爆発させた。Cブロックの福知山は京都文教に、Gブロックの福知山成美は北稜にそれぞれ敗れ、涙をのんだ。
大会は、新型コロナウイルスの影響で中止になった「全国高校野球選手権京都大会」の代替大会として、府高野連が開催。8ブロックに分かれ、トーナメントをしてブロック優勝を決めた。
イニングは7回までで、ベンチ前で円陣を組んでの声出し禁止のほか、スタンドからの応援歌なども禁止され、いつもと違う環境だったが、どのチームも一丸となってプレー。2日に全日程が終了し、府内の球児たちの熱い夏が終わった。
▽2日・あやべ球場
京都外大西
000 002 00=2
100 100 01x=3
京都共栄
(延長タイブレーク)
【外】河田、原-山下
【共】遠藤-乾
〇…無死一、二塁から始まるタイブレークの延長戦に突入し、外大西を0点に抑えて迎えた8回裏、1死満塁として打席に立ったのは5番乾。それまで3打席無安打だったが、4球目の直球を振りぬき、サヨナラの右前打を放った。
共栄は1回裏、1番田中の右中間三塁打、3番中島の犠打で1点を先制。4回裏には6番間島の本塁打で1点を加えた。しかし、6回表に失策絡みで2点を返され、振り出しに戻った。好投を続けた共栄の左腕・遠藤は8回表も1死満塁から相手の主軸2人をしっかり抑えた。
【サヨナラ打の乾君】
サヨナラ打を放った乾裕次郎君(3年)は「最後は思い切り振ろうと思っていました。最高の気分です」と笑顔。また失策絡みで、6回に2点を奪われたことについて、「点を取られても取り返す力があるチーム。楽しもうとみんなで話し、すぐに切り替えられた」と振り返った。
写真=サヨナラ勝ちを決め、喜びを爆発させる選手たち(共栄)
▽同
北稜
004 230 2=11
000 201 0=3
福知山成美
【北】池田-山本
【成】小林、山中、蘆田、前田-安岡、大島
▽1日・あやべ球場
福知山
100 030 1=5
001 062 x=9
京都文教
【福】小石-高倉
【京】中澤-竹内