自分たちの地域は自分たちで-消防団新入団員が研修

2020年07月21日 のニュース

 京都府福知山市の市消防団(池澤徹団長、29分団1652人)は、今年度新たに加わった団員向けの研修を、東羽合の市消防防災センターで19日に開いた。参加した新入団員48人は、福知山消防署員や各分団の指導部長から、心構えや基本的な動作などの指導を受けた。

 当初は、4月12日に辞令交付式と新入団員研修などを予定していたが、新型コロナウイルスの感染防止のために延期。辞令交付式は大勢が一堂に会するため今年は行わず、研修のみを行うことにした。

 研修では、参加者がマスクを着け、人と人の距離を確保するなどの対策をした。初めに屋外の防災広場で、池澤団長(57)の講話があり、活動の中で楽しみを見つけることや何事にも一生懸命臨むことなどを助言し、「自分たちの地域は自分たちで守るという精神で活動している。このことをしっかりと胸に刻み、早く消防団員らしくなってほしい」と激励した。

 このあと、新入団員は心構えを聴いたり、敬礼などの基本教練を受けた。ホースの取り扱いの訓練では、運び方や伸ばし方、結合の仕方について学んだ。金具が変形しないよう丁寧に地面に置き、前方に人がいないか確認してから巻かれたホースを伸ばした。指導部長29人は、署員の指導補助などにあたった。

 今年度は18歳~51歳の男性58人、女性1人の計59人が入団。このうち福知山公立大学1回生の堀雄翔さん(18)=鹿児島県出身=は、カラーガード隊に入っている大学の先輩の誘いを受け、7月1日に入った。「訓練を受けてみて想像以上に大変だと感じましたが、地域貢献したかったので、これから楽しみです。一刻も早く模範となれるような団員になりたい」と意気込んでいた。

 また、長田野町の福知山消防署東分署では、幹部団員を対象に土のうの作り方や積み方などについて学ぶ水防研修を実施。人数を例年のおよそ半分に縮小し、84人が参加した。
  
 
写真=ホースの取り扱い方を学ぶ新入団員たち

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