天橋立の絶景をVRでPR グルメもリアルに
2020年06月21日 のニュース

京都府宮津市は、市内や近隣地域の名所、名物を紹介する観光VR映像を制作した。市福祉・教育総合プラザ(宮津シーサイドマート・ミップル3階)で完成視聴会を開き、「海の京都」エリア内5市2町の行政、観光関係者らにお披露目した。
NTTラーニングシステムズ社との共同制作。2020日本国際観光映画祭の日本部門で、宮津を舞台にした9分57秒の作品「神さまに聴こえるくらいのひとりごと」が最優秀作品に選ばれた福山功起さんが演出協力した。

日本三景・天橋立や日本の滝100選・金引の滝、伊根の舟屋をドローンで360度VR撮影し、丹後ちりめん、宮津発祥の「ぶりしゃぶ」やカニなど地元グルメも360度VR、180度3D・VRで撮影した。
視聴にはVR用ゴーグルを着用するが、同社の開発した一括制御システムだと一度に30台(人)のゴーグル操作が可能になっている。

17日の視聴会では、ドローンからでないと見ることができない角度の鮮明な天橋立に驚きの声があがり、360度自由に見渡せ「その場に自分が浮かんでいるようだ」といった感想が出ていた。
当初は5月から活用していく予定だったが、新型コロナの関係で控えていた。今後、様々な機会に活用して「観光のV字回復を」と意気込む。また地元の学校での地域学習にも生かしていきたいという。
写真上=天橋立を、空に浮かんで眺める気分が楽しめる
写真中=地元のグルメもリアルな映像で
写真下=海の京都エリア5市2町の行政、観光関係者が体験した