連休明け導入を前に遠隔医学講座を試行 福知山公立大

2020年05月04日 のニュース

 福知山公立大学の岡本悦司教授(62)は1日、大型連休明けからのインターネットを活用したオンライン授業導入を前に、ビデオ会議アプリを使った遠隔医学講座を開いた。教員や学生約30人が参加し、新型コロナウイルスの終息をテーマに話した。

 岡本教授は地域経営学部の学部長で、公衆衛生学が専門の医師。新型コロナの影響で、公立大は前学期の授業開始を通常よりも1カ月延期し、7日以降の授業は対面では行わず、オンライン授業にする。

 自身と学生のオンライン授業の練習になればと、岡本教授は4月6日から医学講座をボランティアで始めた。全学生、教員に案内し、平日の毎朝15分ほど開催。テーマは新型コロナの感染予防や感染症の歴史、PCR検査の精度、初期症状など。

 最終日となった1日は、「いつ終息するのか」をテーマに話した。他国の感染状況を比べて終息時期を予測。感染者数の推移が日本は韓国と似ているとし、その傾向などから、日本では6月10日ごろが終息時期ではないかと考察した。

 ただ、その通りになるかは分からないとした上で、「少なくともコロナとの闘いは絶望的ではなく、成功している国がある。これからも大変だが、永久に続くわけではないんだと思うと、少しは慰めになる」と締めた。

 医学講座は留学生が中国から参加し、気になったことを質問するなど、オンライン授業の特性が生かされていた。
 
 
写真=オンライン授業で医学講座をする岡本教授

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