コロナ対策、議席の間隔空けて審議 福知山市議会
2020年05月01日 のニュース

新型コロナウイルス関連議案を審議する、京都府福知山市議会4月臨時会本会議が30日と1日に開かれた。緊急事態宣言が発令中とあって、感染リスクが高まる3密(密閉、密集、密接)を避ける取り組みをしながらの、異例の議会運営となった。議員席は、通常とは異なる議席配置にして議員同士の間隔を空け、理事者側には出席者数の減員を求めた。
座席の配置は、普段は議員が座らない質問席や空席をフル活用して、できるだけ隣り合わないように配慮。それでも席数が足りないため、換気のため開けっ放しにした出入り口ドアに近い議員の席などは連続にした。
理事者側には減員を求めた。市長、副市長、市長公室長、財務部長、財政課長の5人以外は議案の関係者のみの出席にとどめ、通常の24人から半数に減らし、間隔を空けて座った。
議案を付託した総務防災、予算審査両委員会についても3密対策をして開いた。
新型コロナウイルス関連で全国民に一律10万円を支給する国の特別定額給付金、市の市民向けマスク購入券事業などを盛り込んだ総額84億272万2千円の今年度一般会計補正予算案など上程7議案を可決、閉会した。
写真=間隔を空けた、普段とは違う議員席に座った(1日午前10時すぎ撮影)