乾燥、強風時の野焼きは危険 消防本部が注意呼びかけ
2020年04月28日 のニュース

田植え準備が始まり、京都府福知山市内は農繁期を迎えつつある。そんな中で毎年起きるのがあぜ焼きなどによる火災。市消防本部は「今の時期は、空気が乾燥して強風が吹く日が多い時期なので、火災には十分に注意してほしい」と呼びかけている。
市消防本部では「火災が発生しやすい条件の目安になる火災気象通報や乾燥、強風注意報が発令されていれば、あぜ焼きなどは絶対にやめてください」と注意を促す。
野焼きは、農業活動に伴うやむを得ないものを除き、原則として法律で禁止されている。風向きによっては周囲に危険が及ぶことも考えられる
25日には、午後2時30分ごろ日吉ケ丘の田で火災が発生し、約2245平方メートルにわたって田の法面などの枯れ草を焼き、出火から約1時間20分後に鎮火した。けが人はなかった。
消防によると、田の所有者が枯れ草などを燃やしていたという。近隣の人から、田から火が出ていると通報があり、市消防団大正分団から積載車2台と19人、消防本部から車両6台、19人が出動して消火にあたった。
当日は乾燥注意報が発表され、風も強く火災気象通報が出されていた。消防などが詳しい原因を調べている。
写真=日吉ケ丘の火災の現場の様子(読者提供)