大江山周辺の登山自粛を シーズン迎え、コロナ感染拡大防止に
2020年04月25日 のニュース
新型コロナウイルスの感染が広がり、全国に緊急事態宣言が出る中、大江山周辺のガイドら4団体でつくる大江山連峰トレイルクラブ(赤松武司会長)は、ゴールデンウィーク中などの大江山周辺での登山の自粛を呼びかけている。
毎年ゴールデンウィーク中には、大江山は多くの登山者でにぎわう。登山は野外活動だが、現地までの車中や道幅の狭い登山道を多くの人が登る際には、感染が広がる原因の「3密(密閉・密集・密接)」状態が発生することもあるため、同クラブでは「今年はできるだけ自粛に協力していただきたい」と言う。
赤松会長(67)=京都府福知山市大江町金屋=は「毎年この時期は、大江山周辺の山々に家族連れらがたくさん訪れます。登山中は前に登っている人が遅くなると、すし詰め状態になることもあり、飛沫感染も考えられ危険です。今は登山は控えていただき、収まってくれば、また登ってほしい」と話している。
ログカフェも休店
大江山の5合目にあるログカフェ・フローレスタ=佛性寺=は毎週土、日曜、祝日を中心に店を開いていたが、緊急事態宣言を受けて当分の間、店を休む。
フローレスタは、府が緊急事態宣言の発令に伴う措置として休業を要請しない施設の喫茶店。しかし、暖かくなり、登山シーズンで今後多くの人たちが来店することが考えられるため、感染拡大予防として休店を決めた。
フローレスタの店主、伊田浩三さん(67)は「店を開けられないのは残念ですが、何とか早くコロナの感染が終息するように願っています」と話している。
写真=休店しているログカフェ・フローレスタ(後方の山は大江山連峰)