台風期前の稲刈りをと由良川沿いの大江で早くも田植え
2020年04月23日 のニュース
由良川筋にある京都府福知山市大江町二箇上で、田植えが始まった。地区では秋の台風シーズンを避けて稲刈りができるよう、通常より早く田植えを始める農家がある。
作業しているのは近くの杉下義春さん(70)。田は由良川沿いにあり、昔は5月に入ってから田植えをしていたが、近年は水害を避けるため、4月下旬にしている。
今年は5枚の田んぼ計97アールで米作りをする。初日の22日は3枚の田にコシヒカリの苗を植えた。苗は3月31日にもみ種をまいて、ハウスで育てた。残りの2枚の田には23日に植える。
杉下さんの田は2018年の7月豪雨で冠水被害に遭った。「台風シーズン前に稲刈りを終えたいと思っていますが、水害が起きないようにと願っています」と話している。
写真=田植え機に乗り作業する杉下さん