佐賀、金谷、天津小学校で閉校式 長い歴史に幕
2020年03月30日 のニュース
京都府福知山市で市立佐賀、金谷、天津小学校の閉校式が28日にあった。在校生は4月から統合先の小学校に通う。地域にとって大切な存在だった学校の歴史を閉じる式だが、新型コロナ感染症の影響で、地元主催の記念行事を中止するなど、それぞれ出席者を限定しての開催となった。
私市の佐賀小学校(山口明日子校長)では、全校児童24人と教職員、保護者ら計80人が出席して閉校式をした。「大切な思い出をありがとう」などとの思いを込め、147年の歴史を閉じる学校との別れを惜しんだ。
式では出席できなかった統合協議会の松本卓治会長が、「閉校は地域の灯が消えるような思い。小学校がなくなると、過疎化が早まるなど課題が出てくるが、将来に希望が持てる魅力ある佐賀地域をつくっていきたい」とあいさつを寄せた。最後は全員で校歌斉唱をした。
会場の体育館には、「我が家では学校から児童の明るい声が聞こえ、いつも元気をもらっていました」「佐賀小学校、最高でした」などと、地元住民約200人のメッセージが掲示された。
離任式(佐賀小、PTA主催)のあと、正門を入ってすぐのところに建立した記念碑の除幕式を行い、児童が、かぶされていた布を引っ張って、校訓が刻まれた碑のお披露目をした。
写真=記念碑の除幕をした児童たち