冬の血液不足補う従業員の力 81人協力し32リットル献血
2020年02月21日 のニュース

冬場の血液不足解消の一助にと、京都府福知山市の長田野工業センター自警連絡部会(小川秀彦部会長)は19日、長田野町の市企業交流プラザ駐車場で、献血運動に取り組んだ。工業団地で働く従業員ら81人が協力し、合計で32・4リットルに達した。
冬場は献血をする人が減るうえに、循環器や心臓疾患の手術が増えるなどして、輸血の需要が多くなるシーズンでもある。
このため若者を中心に、広く献血への協力を呼びかけようと、厚生労働省などは1、2月に「はたちの献血キャンペーン」を実施。同部会では、これに合わせた献血運動に毎年取り組んでいる。
部会員が団地の各企業に1人はいることから、それぞれ企業内で協力者を募ったこともあり、昼過ぎの時間には多くの人が訪問。府赤十字血液センターのバスに乗り込み、献血に協力した。
同血液センター福知山出張所の樋口征昭所長(61)は「厳しい冬場の時期に、積極的な協力をいただき、とてもありがたい。日々血液は必要なので、今後も一人でも多くの人に、協力いただきたい」と話していた。
同部会では、25日にも同様の献血運動に取り組む。
写真=献血に協力する従業員