栗マイスターを講師に栽培技術研修会 京都府振興局

2020年02月13日 のニュース

 京都府中丹広域振興局は、名産の丹波くりの生産拡大と担い手育成を目標に、「丹波くり栽培技術研修会」を今年から実施している。福知山市三和町芦渕の岡部和成さんのクリ園で、9日に第2回研修会があり、クリ作りの名人・山内善継さん=京丹波町=がせんてい、定植地の整地方法などを教えた。

作り手の高齢化などで生産が落ち込んでいる丹波くりの振興事業の一つ。「実習モデル園」を設定し、受講者に実践や振り返りの学習機会を提供するほか、優良クリ園での視察検討会にも取り組む。研修は3月上旬までに全4回実施する。

芦渕での研修会には、府内各地から生産者約30人が参加。公益財団法人日本特産農産物協会から優れた栽培技術などを認められ、府内で唯一「栗マイスター」の称号を持つ山内さんが指導をし、「良い実を付ける、収穫量のアップ、木の長持ちにせんてい作業は欠かせません。大胆に枝を切っていきましょう」と話しながら作業の様子を見せた。

熱心に説明のメモを取る参加者もおり、説明の後は班ごとに分かれて学んだことを実践した。


写真=せんていを実践する山内さん

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