水害頻発の由良川で整備計画前倒し 輪中堤が近く完了-国交省福知山

2020年01月28日 のニュース

 国交省福知山河川国道事務所(矢野則弘事務所長)は27日、由良川の河川整備計画の事業進ちょく状況を点検する由良川流域懇談会を京都府福知山市内で開き、輪中堤整備などについて当初の計画よりも前倒しして事業を進めていることを伝えた。

 河川整備計画は2013年6月、前計画から変更し、おおむね30年間で実施する新たな計画を策定。同年9月の台風18号被災を受け、一部の事業をおおむね10年間以内に前倒しで実施する緊急治水対策に取り組んでいる。

 由良川流域懇談会は04年から3年に1回、委員を務める河川工学、危機管理などの有識者から、進ちょく状況などに関して意見を聞くために開催している。

 昭和新町の府立中丹勤労者福祉会館で開かれた懇談会には委員8人が出席し、河川国道事務所の職員が17~18年度事業の実績や19年度の完成予定を報告。

 このうち、大江町北有路阿良須地区などで進む輪中堤整備(総延長22キロ)や宅地かさ上げ(約450戸)が今年度末でほぼ完了することを説明した。

 委員からは、工事が与える川への影響や関係機関との連携、放置されたため池の活用方法などについて質問があった。
 
 
写真=河川整備計画の進ちょく状況を点検するため有識者が出席した

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