光秀築城の福知山城、転用石に興味 俳優の石原良純さん
2020年01月23日 のニュース
俳優の石原良純さん(58)が22日、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀ゆかりの京都府福知山市を訪れ、光秀が築城した福知山城を見学した。市役所では大橋一夫市長と懇談し、軽快なジョークを交えながら城を見た感想などを伝えた。
城郭好きで知られる石原さんは、雑誌「週刊ポスト」がJR東海とタイアップした特集「石原良純と巡る 東海道の名城」の取材で来城。近くの福知山光秀ミュージアムにも足を運んだ。この特集を掲載した週刊ポストは、3月に発売される予定という。
大橋市長には、取材時の感想などを伝えた。墓石などの転用石を使った石垣に興味を持ったといい、「時代の転換期で、古い考えにこだわらず、作られたものだと思う。あれだけはっきり形が残っているものは珍しい」と驚いていた。
また麒麟がくるについて石原さんは「初回(19日)の放送は面白かった。これからも家族で見ます」という一方で、「本当は僕も出たいんだけどね」と苦笑い。「後半のキャストはまだ決まっていないので、市長からNHKに推薦しておいてくださいよ」とおどけ、笑いを誘っていた。
このほか気象予報士でもあるため、福知山で起きた水害にも詳しく、福知山の内水被害の分析や今後の対応策についても、大橋市長と意見を交わしていた。
報道陣に対し石原さんは「城のにぎわいに驚き、大河ドラマの波が来ていることを実感した」と話し、「みなさんも福知山城の天守閣に立って、光秀の気持ちになってみてはいかがでしょうか」と、来城を呼びかけていた。
写真=福知山城の印象などを伝える石原さん