朽木家中心に歴代城主20人の資料展示 福知山城天守閣

2020年01月24日 のニュース

 京都府福知山市内記一丁目の福知山城天守閣2階で、朽木氏を中心とした歴代城主20人の、ゆかりの資料を並べている。城で収蔵していたもので、約8割の展示物が初公開という。

福知山城主は、明智光秀を初代とし、9代から21代までは朽木氏が務めた。

1階では城を築いた明智光秀についての資料を多数掲示。2階は光秀の死後に城主を務めた20人を紹介する展示パネルや、城で販売する御城印に「福智山城」と記す基となった古文書など、貴重な約60点を見ることができる。

画力にたけた14代朽木綱貞が描いたトドの絵、蘭学や古銭の研究者であった「蘭学大名」16代朽木昌綱が出版した本など、歴代城主の横顔を知ることができ、来館者が足を止めている。

また、江戸時代の歴代藩主の位階・任官にかかわる古文書一式が、朽木氏13代分に関しほぼ残っていることは珍しく、今回はその一部を展示している。

このほか、9代稙昌から昌綱までの実名の読み方をまとめた史料や、朽木氏の前の城主、松平忠房が選定した福知山十景(大江山、由良川など)に稙昌が詠んだ和歌十首を添えたものを、綱貞が写した資料もある。


写真=初公開の資料が並ぶ

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