留学生や実習生が書き初め体験 ボランティアが開く日本語教室

2020年01月23日 のニュース

 京都府福知山市で暮らす外国人を対象にした書き初め勉強会が、堀口の人権ふれあいセンター堀会館で19日に開かれた。「ふくちやま日本語教室」(菅原俊雄代表)が、日本の伝統文化を知ってもらおうと、昨年から開催。参加者たちが真剣な表情で半紙に向かい、筆を走らせた。

 教室は2016年4月に開設。毎週日曜日に堀会館で、元教諭や主婦らが外国人の企業実習生らに日本語を教えている。今年の勉強会には中国、タイ、マレーシア、ベトナム4カ国の受講生ら15人が参加した。

 書道の師範の資格を持つ女性ボランティア2人が教えた。参加者たちは「波」「夢」「諸行無常」など、好きな言葉を書いていった。

 筆の持ち方や「はね」「とめ」などのポイントを教わり、何枚も練習し、清書した。

 昨年8月から留学しているマレーシア出身の福知山成美高校1年、ヌール・ファルザナさん(16)は星を見るのが好きなため、「星ふる夜」と書いた。「書道は初めてで、漢字が難しいですが、楽しい。書は寮の部屋に飾りたい」と話していた。
 
 
写真=好きな文字を半紙に書くファルザナさん(右端)たち

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