卒業生・入学生の胸飾るコサージュ作り、ちくもうで最盛期
2020年01月12日 のニュース

京都府福知山市昭和新町、障害福祉サービス事業所ちくもう(芦田ふゆ子施設長)は、今春の卒業式や入学式に出席する児童、生徒らの胸を飾るバラのコサージュ作りに追われている。
コサージュは、ちくもうの前身、竹毛希望の家が開所した1978年から作り始め、毎年学校などから依頼を受けている。年々増え、昨シーズンは約6200個に上った。
紙を巻いたワイヤの芯に、2枚重ねの造花用の紙でできた花びらを8枚ずつくっつけ、つまようじを使って丸みをもたせ、本物のバラのように仕上げていく。
花びらの色は赤、白、ピンクの3色。花びらが13枚の大きいサイズやメタルリボン付きもある。
施設内で製作班の「チームバラ」をつくり、メンバー8人が昨年4月から作業を分担して取り組んでいる。9日現在で全国各地の保育園、幼稚園、小中学校、高校、専門学校の46校・園から約3千個の注文を受けている。
注文は卒業式用が2月10日、入学・園用は3月16日まで受け付ける。通常のコサージュは1個100円、メタルリボン・葉付きは120円、大きいサイズ(メタルリボン・葉付き)は150円。
芦田施設長は「作り続けて40年以上になりますが、少しずつ改良したりして、良いものに仕上げています。多くの注文いただき、本当にありがたいことです」と話している。
問い合わせはちくもう、電話0773(23)4503、ファクス(23)4656へ。
写真=丁寧に作業を進め仕上げている