大河で注目の福知山城、三が日の入館者4倍に
2020年01月07日 のニュース

京都府福知山市は、正月三が日の主な公共観光施設7カ所の入館者数をまとめた。全施設で昨年より増え、特に福知山城天守閣(内記一丁目)が昨年比約4倍と大幅に増えた。築城した明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」への期待で注目を集めたとみられる。
7施設の合計は、昨年比3460人増の8719人だった。
福知山城は天守台広場までは誰でも自由に登れ、市街地を見晴らしたり、天守閣前で記念撮影をして帰る人が多い。その中から、有料の城内(市郷土資料館)に入館した人は前年より2110人増の2829人。記録がある2013年以降が141人~737人であることからも、今年は異例の“大入り”となった。周辺駐車場は満車状態が続き、市役所本庁舎前駐車場へ案内するほど人気を集めた。
このほか、三和町寺尾の三和荘は、餅つきやビンゴ大会など正月恒例の多様なイベントで208人増の2793人。天候に恵まれたこともあり、猪崎の市動物園(元日は休み)は、昨年より846人増えて1211人と好調だった。
他の施設の入館者数は次の通り。かっこ内は昨年の入館者数。福知山光秀ミュージアム準備で休館中の佐藤太清記念美術館は除く。
▽丹波生活衣館123人(30人)
▽植物園64人(17人)=元日は休み
▽児童科学館429人(282人)=同
▽農匠の郷やくの1270人(1261人)
写真=入館者数が大幅に増えた福知山城(1日撮影)