過疎高齢化が進むまち 世代を超えて集まり、未来描く 廃校舎の施設化やキャラクター制作などアイデア続々

2019年12月12日 のニュース

 京都府福知山市夜久野町高内の小中一貫校、夜久野学園(小田忍校長)で7日、「夜久野のみらいを創る集い」(夜久野みらいまちづくり協議会など主催)が開かれた。過疎、高齢化が深刻ななか、次代を担う中学生から大人まで約70人が世代を超えて語り合い、住みよく活気のある町にするためのアイデアを形にする方策を考えた。

 協議会は2015年夏に設立。町内人口(11月末現在で3267人)の増加につなげることを最終到達点とし、定住促進▽経済活性化▽教育・文化・スポーツ▽福祉面の4部会で地域の課題を抽出し、予算内でできることから実践に移している。

 集いは5回目を迎えた。メインとなるグループ交流タイムでは5、6人ずつが段ボール製の円卓を囲み、「これからの夜久野で実践できるといい案」を出し合った。

 終始、和やかな雰囲気で会話が進み、夜久野のキャラクター作成▽集客イベント開催▽特産品を味わえる場所作り▽高齢者が安心して集える施設設置などの意見が出された。

 中学生の発案で「夜久野図鑑」の作成をテーマに掲げ、「景勝地や特産品を載せるだけでなく、ドローンを使った空撮写真も加えると面白い」などと夢を膨らませる班もあった。

 交流タイムの前には、夜久野中学2年生(学園8年生)と福知山公立大生が同町についての学習や研究成果を発表した。

 総合的な学習の時間に「未来予想図」をテーマに、1年間、夜久野の未来を考えた2年生は、5班に分かれて発表。廃校になった3階建ての旧明正小学校の校舎を集客施設にし、各階に特産品販売▽化石発掘体験▽銀河鉄道999コーナーを設け、屋上を天体観測ができる場所にする-との構想を練り上げた班もあった。

 同町でフィールドワークを重ねた公立大生は、3Dスキャナーで、町内で発掘された化石を3Dデータ化し、デジタル記録・保存するデジタルアーカイブなどについて説明した。

 協議会の衣川裕次会長は「資金をつぎ込んでの活動だけでなく、一人でも多くの住民の意識を変えて実を結ぶ活動もいいと思う。その一つが中学生の提案で生まれた防犯ライト21の取り組み。これは各家庭の玄関灯を早く消灯せず、少なくとも午後9時までは点灯してほしいと協力を呼びかけるものだ」と話していた。

 

写真=サインペンで円卓にまちづくりのアイデアを書き込む参加者

 

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