地域も協力し子ども服4500着集まる 共栄中2年生の難民支援

2019年12月04日 のニュース

 京都府福知山市東羽合の京都共栄学園中学校2年生(山本紗矢学級委員長、35人)が約1カ月間、世界の難民の子どもへ贈る服の募集活動に取り組み、地域の協力も得て約4500着を集めた。専用の集荷場へ衣服を送るため、4日に運送業者へ手渡した。

 衣服の製造販売をするユニクロ、ジーユーが全国の小中学校、高校と協力して実施する「届けよう、服のチカラ」プロジェクト活動に参画した。

 生徒たちは6月からプロジェクトや広報方法について学習。10月に校内に回収ボックスを設置し、11月には両丹日日新聞に折り込まれる広域情報誌「タウンタウン」に蘆田あおいさんが製作した広告を掲載したり、学校近くのユニクロ福知山店でビラ配りをするなどしてきた。

 その結果、大きな段ボール37箱分の子ども服が集まった。稲葉友莉香さんは「地域、生徒会、先生などみなさんと一緒になって活動できて良かった。受け取った難民の子どもたちが、身を守る以外にもおしゃれなどの楽しみを見つけてくれたらうれしい」と話していた。

 また、山本学級委員長は「こんなに集まるとは思わず、多くの人の協力を身近に感じました。ご協力を頂きありがとうございます」と感謝している。

 集まった衣服は集荷場に届けられ、約130カ国に現地事務所を置く国連難民高等弁務官事務所の要請に応じて、アフリカや東南アジアの難民キャンプへ届けられる。
 
 
写真=箱詰めされた衣服と2年生たち

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