手話で「明智光秀」どう表現 福知山市が聴覚障害者らと協議

2019年11月29日 のニュース

 福知山ゆかりの明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送開始が近付き、京都府福知山市が「明智光秀」と「麒麟がくる」を表す独自の手話表現づくりに取り組んでいる。聴覚障害の市民らと協議を重ねて最終候補選定まできており、近く完成する。

 市は、障害に応じた意思疎通の手段が普通にある社会を目指し、2018年4月に「市手話言語及び障害のある人の多様なコミュニケーション促進条例」を施行している。

 聴覚障害者にとって手話は日々使う言葉。しかし、固有名詞(人名)の明智光秀を特定する手話表現はなく、手話を使う人ごとに「明るい」「光」といった単語を組み合わせるなど、みな苦心してきた。そんな中で福知山城天守閣の入城者数が増え光秀ブームが高まりを見せる10月ごろ、誰もが分かる手話表現があれば、より多くの人が光秀に親しめると、市障害者福祉課内で話が持ち上がった。

 課の職員たちは、市聴覚障害者協会や手話サークルに呼びかけて協議を開始。光秀についての勉強会もして「家紋が桔梗だから花を使ったらどうかな」「麒麟は首の長いキリンとは違うよね」など議論を深めた。その結果、最終候補として、「明智光秀」の表現方法は4案、「麒麟がくる」は2案にまで絞り込んだ。12月2日の会議で最終決定する。

 近隣市や、同じくゆかりの亀岡、丹波篠山両市などに光秀を表現する手話があるか問い合わせをすると、どこにもなく、「完成したらぜひ教えてほしい」と関心を寄せる声も聞く。同課は「福知山で親しまれ、市外でもどんどん使ってもらえたらうれしい」と、全国発信に期待する。

 完成した手話表現は12月14日に篠尾新町のM.(サンプラザ万助)で開かれる第6回明智光秀を学ぶ連続講座(福知山光秀プロジェクト推進協議会主催)の冒頭で披露する。
 
 
写真=「明智光秀」を手話で表現するとどうなる?

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