女子野球日本代表のアジアカップ優勝を報告 成美高の2人

2019年11月22日 のニュース

 中国で開かれた第2回BFA女子野球アジアカップ(9日~15日)で、侍ジャパン女子代表が2連覇を果たした。その一員として活躍した京都府福知山市水内、福知山成美高校女子硬式野球部の2人が帰着した。20日に後輩部員らに優勝報告をするとともに、応援への感謝などを伝えた。

 アジアカップには日本、中国、インド、チャイニーズ・タイペイ、韓国など8カ国が出場。各国ともフル代表のトップチームで構成するなか、日本は次世代の選手を育てる目的で、全員18歳以下の高校生で編成。それでも実力の開きが大きい対戦相手には変化球やエンドランなどを封印して臨んだ。

 成美からは、いずれも3年生で右腕のエース、左川楓投手と走攻守の三拍子がそろう外野手、山中陽奈乃選手が出場。監督は成美の長野恵利子監督が務めた。

 アジアカップで日本は、グループA、Bに分かれた予選リーグ(オープニングラウンド)を、3戦いずれもコールド勝ちで突破した。各リーグ1、2位が争ったスーパーラウンドも、連勝して決勝に進出。チャイニーズ・タイペイとの戦いとなり、2-1で勝利して優勝した。

 左川投手は、予選リーグの3回戦、開催国の中国戦で先発したほか、決勝戦でも抑えとして登板。6、7回を0点で抑えるなど活躍した。山中選手は、主に左翼手の2番打者としてスタメン出場。安打を量産し、多くのチャンスを生み出した。

 屋内練習場で後輩たちを前に下2人は、連覇した喜びとともに、競技環境に恵まれていない他国の選手がひたむきに野球に取り組み、1つのアウトで喜び合っている姿に刺激を受けたことなどを伝えた。長野監督も、2人の活躍をたたえ、部員たちの応援にも感謝していた。

 日本代表として多くのことを経験した2人。来春から大学に進み、左川投手は大学の女子野球部で、山中選手は成美高女子野球部OGのクラブチームで野球を続けるという。
 
 
写真=アジアカップでの優勝を報告する左川投手と山中選手、長野監督(左から)

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