盲人ランナーと前泊参加者に手土産 福知山マラソンで女性グループ
2019年11月22日 のニュース

京都府福知山市アオイ通りの女性グループ・レモングラス(池田佳代子代表、7人)は、今年も福知山マラソンの盲人ランナーらに手土産を贈る。松ぼっくりのクリスマスツリーとモミジのしおりで、約400セットを作った。
以前からマラソンボランティアとして、大会に携わってきたレモングラス。そんな中、盲人ランナーのサポートをしている男性(東京都)と知り合い、「歓迎の意味を込めて、盲人ランナーに何か贈ろう」と、20年ほど前から始めた。
今年も9月ごろから準備を開始。松ぼっくりは、協力者が提供してくれたものを使い、メンバーが一つずつ種を取り除き、スプレーで色付けするなどして仕上げた。モミジは押し花にして、ラミネート加工した。
完成した手土産のセットは、盲人ランナーに贈るほか、市内の宿泊施設に置き、一般ランナーにも配ってもらうことにしている。
池田代表は「松ぼっくりの提供など、みなさんの協力があり、今年もたくさん用意することができました。ランナーのみなさんに、喜んでもらえたらうれしいです。今後も出来る限り続けていきたい」と話している。
リースなど販売し今後の活動費に
レモングラスでは、手土産を配る活動費を捻出するため、クリスマスリースや松ぼっくりのツリーなどを、アオイ通りのアオイ電気で販売する。
リースは大きいものが50センチ以上、小さいものは20センチほどで、価格は1千円(税込み)から。ツリーは大小さまざまで、50円(同)から買える。問い合わせはアオイ電気、電話(23)3138へ。
写真=盲人ランナーらにプレゼントする手作りの土産