野球で被災地に元気を アジアカップに臨む侍ジャパン女子の長野監督

2019年11月07日 のニュース

 侍ジャパン女子代表監督の長野恵利子さん(45)=京都府福知山市=は、ソフトボールから女子野球に転向して20年。競技環境が良いとは言えない中、発展に尽くしてきた自負がある。いまは福知山成美高校で女子野球部の監督をしながら、若い侍ジャパンを率いる。災害が続く日本に元気を-と、9日に中国で開幕するアジアカップでの活躍を誓う。

 兵庫県淡路市出身。中学校でソフトボールを始め、社会人では実業団リーグで活躍。知人の勧めもあり、1999年に野球に転向した。

 経済的に不安定で、アルバイトをしながらの生活。「女子野球の恵まれない環境を何とかしたい」との気持ち一つで突っ走ってきた。

 そんな姿勢が評価され、2003年からは全日本のキャプテンに。ワールドカップで08年に優勝するなど、国際大会で結果を残し、少しずつ女子野球が注目されるようになった。

 そして現役引退後の09年、成美高校が女子野球部を発足させるのに伴い、監督就任のオファーがあり、指導者になった。

 「当初は手探り状態で、厳しさばかりでした。自信をつけさせることも大事だと気付いてからは、指導は頭ごなしでなく、論理的に説明し、褒めることも心掛けています」

 成果が目に見える形で表れたのは14年。夏の選手権での優勝だ。

 エースが不調で、決勝前日のマンツーマン指導、2番手の踏ん張り…。優勝はもちろん、選手との絆が強まるきっかけにもなり、思い出深い大会になった。

 そしてもう一つ、大きなミッション、第2回アジアカップが迫る。他国がフル代表で臨む大会に、初代女王の日本は若手選手の育成、競技力向上と強化を目的に、前回同様U-18の高校生チームで挑む。

 「目指すは優勝。プレーや取り組む姿勢で、女子野球ってすごいと思ってもらうことも大事。ゆくゆくはオリンピックの競技に選ばれれば」。夢を語る瞳は、常に前を見ている。
 
 
写真=高校生で編成したチームでアジアカップ優勝を目指す長野監督

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