侍ジャパン女子代表に成美高の2人を選出
2019年09月17日 のニュース
11月に中国で
京都府福知山市水内、福知山成美高校女子硬式野球部の2選手が、11月に中国で開催される第2回BFA女子野球アジアカップに出場する侍ジャパン女子代表(U-18マドンナジャパン)の一員に選ばれた。
いずれも3年生で、右腕の左川楓投手(広島県出身)と右投げ右打ちの外野手、山中陽奈乃選手(大阪府出身)。
選手は次世代の選手を育てることを目的に全員18歳以下の高校生で構成。監督は福知山成美の長野恵利子監督が務める。動画選考や実戦形式などのトライアウトによって、20人が選ばれた。
左川投手は成美のエース。コントロールに優れ、最速117キロの直球とスライダー、カーブなど多彩な変化球を操る。今夏の全国高校女子選手権ではひとりで投げ切り、4強入りの立役者になった。
山中選手は、走攻守の3拍子がそろった選手で、成美では1、2番を打つ。侍ジャパン女子代表の中でもトップレベルの俊足で、パンチ力のある打撃や広い守備範囲が魅力。
レベルの高い選手が集まる侍ジャパン女子代表のトライアウトでは、ともには手応えは無かったというが、選出されたことを聞き、「びっくりしましたがうれしい」と喜ぶ。
2年前に開催された第1回大会では、2学年上の先輩が日の丸を背負って優勝を果たした。「先輩たちと同じように、優勝をして2連覇を絶対にしたい」と気合が入る。
また「私たちが長野監督の野球を一番知っているので、代表チームのメンバーに伝えていきたい。成美で優勝できなかったので、監督をアジア1番にしたい」と意気込み、ゆくゆくは代表トップチームにも選ばれたいと目標を掲げる。
両選手の活躍に期待 長野監督
長野監督は両選手の活躍に期待し、「連覇に向けてプレッシャーはありますが、選手の本来の力を出せれば勝利につながる。代表選手としての自覚と責任を一人ひとりが持ち、良い緊張感で大会に挑みたい」と話す。
来月19日に全選手の直前合宿
10月18~20日には全選手による直前合宿を関西で行う。19日は丹波市のつかさグループいちじま球場(丹波市立スポーツピアいちじま野球場)で練習をする予定だという。
アジアカップはワールドカップの予選を兼ねており、11月9日から15日まで、中国広東省中山市で開かれる。
写真=アジアカップに出場する福知山成美高校の山中選手、長野監督、左川投手(左から)