苦労の結晶・新米を出荷 佐賀を皮切りに等級検査始まる
2019年09月11日 のニュース
実りの秋がやってきた。JA京都福知山支店管内のトップを切って10日、京都府福知山市報恩寺の佐賀ライスセンターで、令和元年産の新米等級検査があった。佐賀地区と雀部地区(一部)から持ち込まれた米を農産物検査員らが調べた。
センターには朝早くから苦労の結晶である新米を積んだトラックが到着し、約2千袋(1袋30キロ)が持ち込まれた。
等級検査は午前8時30分から始まった。JAや近畿農政局の検査員5人が、農家ごとに積み上げられた米袋から無作為に選び、抜き取った玄米の品質、含水率、病害虫の有無などを調べて1等米から3等米までに分けた。
出荷農家も検査の様子を見守り、一等米のハンコが押されると顔をほころばせていた。
等級検査は管内の集荷施設などで10月16日まで続く。7割をコシヒカリが占め、これからキヌヒカリや京の輝きなども加わるという。約3万3千袋の出荷を見込んでいる。
写真=出荷農家が見守る中、農産物検査員が新米の等級を調べた