子どもたちが化粧地蔵のお色直し 少子化で公募、8年ぶりに
2019年08月18日 のニュース

京都府福知山市大江町毛原で、途絶えかけていた「化粧地蔵」のお色直しが17日に行われた。小学生たちが地元住民と一緒に、きれいに塗り直した。
化粧地蔵は公会堂近くの三差路の隅にあり、全部で6体が鎮座。以前は8月23日の地蔵盆の日に、地元の子どもたちが絵の具で色付けしてきた。
近年、地区内では子どもが少なくなってきたため、8年前に色付けされて以来、そのままの状態だった。
地元自治会(櫻井一好自治会長)などが、色付けをしてもらえる子どもたちを募集したところ、綾部市内の小学生5人が参加することになった。
作業のため6体の地蔵をほこらから近くの空き地に移動。住民約15人が布で汚れをふき取ったあと、子どもたちが白、赤、黄など6色の水彩絵の具を使い、筆で色付けしていった。
大人に手助けしてもらいながら、地蔵の本体や後光の部分を鮮やかに塗った。約1時間30分の作業で見違えるように美しくなり、ほこらに戻した。
豊里小学校5年の中川翔太郎君は「はみださないように塗るのが難しかったけど、楽しかったです」と話していた。
写真=カラフルに色付けする子どもたち