姫髪山に厳かな送り火 丹波大文字

2019年08月17日 のニュース

 京都府福知山市奥野部の姫髪山(標高406メートル)山頂付近に16日夜、「大」の火文字がともった。盆の終わりを告げる福知山市の夏の風物詩「丹波大文字送り火」。多くの人が手を合わせた。

 主催は姫髪山のふもとの新庄、奥野部両自治会の有志でつくる丹波大文字保存会(和久唯知郎会長)。福知山商工会議所、福知山観光協会、福知山市仏教振興会が共催した。

 近年、災害や鹿などの被害で火床の崩壊が進んでいたが、市民からの協賛金で保存会が修繕に力を入れ、68回目を迎える今年も、無事に暗闇の中に火文字が浮かび上がった。

 厚生会館で営まれた丹波大文字法要で供養した塔婆を火床に納め、午後8時に点火。市内各寺院では点火と同時に、梵鐘を鳴らして送り火供養をした。

 市街地の国道9号沿いでは、地元住民が自宅近くの見えやすい場所に集まり、「台風が心配だったけれど、無事にできて良かった」と、燃える炎を見上げていた。
 
 
写真=暗闇に「大」の火文字が浮かび上がった(土師の国道9号沿いから望む)

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