豪雨災害で昨年中止の水無月祭り ボランティアに元気な姿をと準備

2019年07月10日 のニュース

 水害の常襲地で、昨年の7月豪雨の際も大きな被害を受けた京都府福知山市大江町蓼原地区で、27日に2年ぶりの水無月祭りが催される。実行委員会主催。祭りは明治時代中ごろから始まったとされ、伝統行事としてずっと続いてきたが、昨年7月豪雨で初めて中止になった。今年は盛り上がった祭りにして、水害に負けない住民たちの元気な姿を見せる。

 水無月祭りは、毎年7月の最終土曜に開催する。昨年は28日に開く予定だったが、7日の豪雨で福知山市内は各地で道路の冠水や住宅の浸水、土砂災害が発生した。

 由良川がそばを流れる蓼原地区ではこの時、由良川からの越水はなかったが、内水被害で広く浸水。全52戸のうち、3分の2が床上・床下浸水した。中には2メートル近くまで水につかった家もあった。住民たちは復旧作業に追われ、祭りを開くことはできなかった。

 今年はぜひとも開催したいと、1月から、住民有志でつくる実行委員会で計画を立てて準備を進めている。毎年祭りで人を乗せて走らせている旧北丹鉄道の車両を模した大型模型2台が7月豪雨で水につかって泥だらけになり、傷んで動かすことができなかったため、7日に住民たちで修理。車体の基となる運搬用の前引き三輪車のエンジンを整備し、車内の床を張り替え、色を塗り直した。

 祭りは午後3時から、地区のメイン通りで始まり、子ども太鼓や神輿巡行のほか、大型模型の運行などがある。同5時からはステージでの演奏や踊り、ダンスなどが上演される。ビアガーデンや金魚すくいなどのコーナーも設けられる。

 蓼原自治会の仁張衛自治会長(63)は「地区の復興はまだ半ばですが、水害後に全国から来ていただいたボランティアの方々に、まちが元気になっている姿を見せるためにも、にぎやかな祭りにしたい」と話している。

 

写真=旧北丹鉄道の大型模型の色の塗り替えをする住民たち

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