G20に「卵どすえ」2千個提供 安心安全の運営が奏功
2019年07月04日 のニュース
京都府福知山市大江町三河の大型採卵鶏農場、有限会社グリーンファームソーゴ(阿部勝之社長)の卵「卵どすえ」が、G20大阪サミット向けの食材として提供された。同社は農場HACCP認証とJGAP認証を取得して安心安全な農場運営に力を入れており、京都府の推薦を通じて採用された。
G20サミットは、日本、米国などの主要19カ国とEU(欧州連合)の首脳が参加して毎年行われる国際会議。今年は大阪を開催地に6月28、29両日、37の国や機関が参加した。
卵どすえは、鶏の飼料に魚粉とパプリカを多く配合し、赤みのある濃厚な卵黄が特徴の同社主力商品の一つ。大阪サミットには約2千個を供給した。
卵は、サミット前日の27日夜に海外メディア関係者ら向けのプレスダイニングでのすきやき用などに使われた。
今回の食材提供を記念して、7月中旬から大阪サミットのロゴマーク入りの限定パッケージの販売を予定している。
阿部社長(43)は「G20大阪サミットで食材提供させていただいたという実績を、従来の取引先にはさらに自信を持って出させていただき、新たなアプローチとしても弾みにしたい」と話していた。
写真=G20大阪サミット限定パッケージの「卵どすえ」