福知山に3カ所の奉祝田 大嘗祭へ京都府神社庁
2019年07月02日 のニュース
新天皇即位に伴う今秋の祭祀「大嘗祭(だいじょうさい)」で使われる米の生産地「主基(すき)」に、京都府と栃木県が選ばれた。これを受け京都府神社庁は府内25カ所を奉祝田に指定し、豊作を願って各支部で清祓(きよはらえ)式を行っている。福知山市内では三和町の大原神社、旧加佐郡の加佐支部、それ以外の福知山支部の3カ所が奉祝田に指定されている。
福知山支部では中(なか)の庵我神社(絹川明夫宮司)が神事を執り行うことになり、1日に神社役員や氏子ら40人近くが集い、池部の田で清祓式が営まれた。
神事があったのは、池部の農家・植村和昭さんの水田。絹川宮司と御霊神社の足立常秋宮司が儀式をし、祝詞を奏上したり、田を前に清祓をしたりした。
植村さんは「大事に育てて、豊作をめざしたい」と話していた。
秋の稲穂が実るころには、収穫に感謝する抜穂(ぬきほ)祭を行うことにしている。
写真=池部の田で行われた清祓式