はかなさの象徴 ナツツバキが見ごろ
2019年07月01日 のニュース
京都府福知山市談の臨済宗南禅寺派・松林寺(中川昭徳住職)で、早朝に咲き夕方には散ってしまう「一日花」のナツツバキが見ごろを迎えている。枝のあちこちに純白の花が開き、周囲の木々の緑に映えている。
ナツツバキは、開花してすぐに散ってしまうことから、はかなさを象徴する花として知られている。
同寺では約35年前に、中川住職が境内に苗木15本を植えた。現在は13本が育ち、毎年今の時期に花が咲く。
今年は例年と比べて開花が1週間ほど遅い。木によっては多くの花を咲かす株もある。地面に落ちた花も風情があり、参拝者が静かに眺めている。
中川住職は「花のつきは良く、まだつぼみのものもたくさんあります。7月中ごろまでは見ごろが続くでしょう」と話している。
写真=純白の花を付けるナツツバキ