ビル火災など想定して訓練 京都府消防協会福知山支部

2019年06月25日 のニュース

 京都府消防協会福知山支部(支部長・池澤徹市消防団長)の消防訓練が、福知山市東羽合の市消防防災センターで23日にあった。団員たちが火災を想定した訓練に臨み、日ごろの活動の成果を披露した。

 消防団員の消火活動技術、団結力、士気の向上を図ることを目的に、2年に1回行っている。

 福知山支部は市内の29分団で構成。中部、北部、東部、三和、夜久野、大江の6ブロックに分けていて、訓練はブロックごとに行った。夜久野ブロックは選抜の団員、そのほかはそれぞれ2つの分団が参加し、総勢約360人が臨んだ。

 訓練想定は、山火事や民家火災などさまざま。25分間の持ち時間で、通報を受けて出動し、消火、撤収するまでを披露した。

 中部ブロックの庵我、上豊両分団はビル火災を想定。火事現場までの道が狭くて消防車が近付けないため、小型ポンプを搬送して消火をした。団員たちは、火事現場に見立てた訓練棟の上部に向かって2方向から勢いよく放水。終始きびきびとした動きを見せていた。

 訓練に参加した庵我分団の塩見利三さん(48)は「ビル火災を想定した訓練はしたことがありませんでした。他の分団とも一緒に訓練ができてよかった。万が一の際は統率が取れた行動を心がけたい」と話していた。

 

写真=ビル火災を想定した訓練に臨む団員たち

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