空き缶回収益を福知山城保全に寄付 桃映中生徒会
2019年06月16日 のニュース
京都府福知山市北小谷ケ丘の桃映中学校生徒会は14日、福知山城天守閣を訪れ、5月に取り組んだアルミ缶回収で得た収益を「福知山城の保全のために使って」と、駿河禎克館長に手渡した。
長年アルミ缶回収に取り組み、収益を全国の被災地のほか、地元などへも寄付している。今年度は生徒会が「ふるさと福知山、そして桃映大好きプロジェクト」を立ち上げて活動をしており、今回の寄贈もその一環。
空き缶の回収は5月27日から30日まで取り組み、生徒の家庭や地域に協力を呼びかけた。各自治会には、同校コンピューター部と大江高校生がそれぞれ作ったポスターを配布して広報に努め、校区内の堀会館、庵我児童館、堀児童館にも回収場所を設置した。
その結果、目標の2万個を超える2万2758個が集まり、収益は3万1104円になった。
城内で開かれた贈呈式には、生徒会の籠谷芽ルモ会長、副会長の山本亮太君と滝本彩華さん、役員の新宮湖雪さんと大西陽菜さん、環境委員長の栗林実夢さんが参加した。
籠谷会長が「来年のNHK大河ドラマで明智光秀が取り上げられます。その光秀にゆかりのあるお城の保全への力になりたいと思い、全校と地域で協力してアルミ缶を回収しました。ぜひ役立ててください」とあいさつし、山本副会長が収益金の入った封筒を駿河館長へ手渡した。
駿河館長は「大変ありがたく思っています。気持ちがうれしいです。協力して頂いたみなさんによろしくお伝えください」と感謝を述べた。最後に、生徒たちは駿河館長の案内で城内を見学した。
寄付金は、福知山市の福知山城天守閣整備基金に加えられる。
写真=駿河館長(左)に収益金を手渡す山本副会長(中央)